おすすめソフトボール用グラブ(グローブ)特集、ボールサイズに合ったポケットが重要
ソフトボール用のグラブ(グローブ)大特集。サイズや機能はもちろん、ポケットの形状なども詳しく説明。軟式グラブとかで代用ないようにね。
ソフトボール専用のグラブといえば、ローリングスやウィルソンなど多く発売されていますね。
今回はソフトボール用のグラブを特集します。
女子プレイヤーも多いので、野球に比べるとかわいいカラーやラベル、刻印なども多いのが特徴です。
ゴムソフトが多いのですが、革ボールプレイヤー向けの渋いグラブもあるのでぜひ参考にしてみてください。
ソフトボール用グラブの規則
まずはソフトボール用のグラブ規則をおさらい。
（1）グラブは、すべてのプレイヤーが使用してよいが、ミットは捕手と一塁手だけが使用できる。
（2）投手が使用するグラブは、グラブのひもを含め、多色でもよいが、球以外の色でなければならない。
（3）他のプレイヤーは、どのような色のグラブを使用してもよい。
高校野球のルールと比べると、非常に柔軟ですね。多色のグローブもOKですしメーカーロゴラベルや刺繍などの規則もありません。
ただ投手用（ピッチャー）のグラブカラーには気をつける必要があります。
ゴムソフトボールであれば白（ホワイト）、革ソフトボールであれば黄色（イエロー）は注意です。
紐なども含めボールと同じ色はピッチャーは使用できないので、気をつけてください。
ゴムソフトでも黄色のボールを使うこともあるので白と黄色は控えた方がいいかもしれません。
大きさの規定もありますが、一般的に発売されているソフトボール用グラブであれば大丈夫です。
ソフトボール用グラブと野球用グラブの違い
ソフトボール用のグラブと野球用のグラブは基本的には同じ構造です。
ですので、野球用のグラブをソフトボールに使用しても全く問題ありません。
またソフトボール用のグラブにはJSA刻印が押されているタイプも多いのですが、
こちらも特に押されていても、いなくてもグラブに関してはどちらでもOKです。
デザイン的な部分と、JSA刻印が押されているのはソフトボール用グラブなんだなという目印ですね。
バットにはJSAの認定マークが必要ですので勘違いされる方もいらっしゃるので記載しておきました。
ボールの大きさの違い
先程、グラブに関してはソフト用も野球用も基本的には変わらないと説明しましたが、ソフト用のグラブの方がポケットも深く、ソフトボールの大きさに合わせた捕球面（大きめ）に作られています。
それはボールの大きさの違いからです。
野球のボールとソフトのボールとでは非常に大きさが違います。
ソフト用のグラブはポケットの形成もボールサイズに合わせているので、野球用グラブを持っていて年数回、ソフトボールの集まりもあるような方はそのまま野球用を使ってもいいと思いますが、ソフトボール部に所属していたり、ソフトボールのクラブチームなどに所属している選手であれば、とにかく捕球面の大きさがマッチしているソフト用のグラブを使った方がエラーなども減りますし、使いやすいと思います。
あと野球用を使う場合でもセカンド用の小さいグラブはボールが出てしまうので、オールラウンドの大きめや外野手用にしましょう。
ジュニア用のソフトグラブ
ジュニア（小学生）が使うソフト用グラブは、悩みどころだと思います。
野球の大人用グラブを使っていたりする選手も多いと思いますが、手の小さいソフトボールジュニア選手では重いですし使いにくいです。
また1号ボールであれば何とかなるのですが、2号ボールは野球のボールと比べてもかなり大きいので野球のジュニア用グラブでは荷が重いです。
ジュニア選手こそソフトボール用のグラブを使うことをおすすめしています。
高学年になり、野球の大人用グラブ（外野手用など）を使えるようになれば、小指2本入れ対応グラブなどでつかみやすくすれば使える場合もあります。
またソフトボールの衝撃は結構あるので、軟式用グラブだと芯がすぐにヘタったりするので代用として野球用グラブを選ぶのは慎重に考えた方がいいと思います。
すでに野球用グラブが家にあり、ソフトボールの体験やお試しで使う分には野球用でも全然問題ありません。
各メーカーのポジション向けのサイズ
ミズノやゼット、ローリングスなどソフト用グラブを発売しているメーカーは多くありますが、どれもサイズ表記がメーカー独自になっているので、分かりづらくなっています。
3号ボール用では、概ねポジション毎にグラブのサイズを変えた方がいいので一覧で記載します。
ただ選手の好みやプレースタイルなどもあるので、あくまでグラブ購入時などの参考にしていただければと思います。
ソフトボール投手ピッチャー用グラブサイズ
球種がばれないように、内野手用よりも大きめでポケットが深いグラブを使う選手が多いです。
▶ミズノ：サイズ10〜11（※投手用グラブの多くはサイズ11）
▶ウイルソン：サイズ7S〜8S（※投手用グラブのメインサイズは8S）
▶ローリングス：サイズ11.5〜11.75（※女子投手用グラブなら11.5。男性やオールラウンド希望なら11.75）
▶ゼット：サイズ5〜6
ソフトボール内野手用グラブサイズ
セカンドは、守備範囲が広くダブルプレーやトスなどもあるので小さめでポケット浅めのグラブが基本。
サードは強烈な打球が来るので、ポケットが深いタイプ。
ショートは距離の長い送球や、守備範囲も外野付近まであるのである程度大きめでしっかりとつかめるタイプがベスト。
▶ミズノ：サイズ8〜9（※サイズ8が小さくセカンド向け、9がサード・ショート向け）
▶ウイルソン：サイズ7S〜8S（※内野手用としては7S。サード・ショートで深く大きめが希望なら8S）
▶ローリングス：サイズ11.5〜11.75（※内野手用としては11.5。男性やサード・ショートで深く大きめが希望なら11.75）
▶ゼット：サイズ4〜6（※セカンドが4、サード・ショートが5〜6）
ソフトボールオールラウンド用グラブサイズ
最初にソフトボールグラブを購入するなら、オールラウンド（ユーティリティ）タイプがおすすめ。
内野全部をカバーできるのので、守備位置が決まっていなかったり、逆に色々な守備をこなさなくてはいけない場合にも最適。
▶ミズノ：サイズ10（※内野オールラウンド）
▶ウイルソン：サイズ8S（※内野オールラウンド）
▶ローリングス：サイズ11.75（※内野オールラウンド）
▶ゼット：サイズ6（※内野オールラウンド）
ソフトボール外野手用グラブサイズ
ゴロやフライを確実にキャッチする必要があるので、大きく縦長でよく開くグラブが必要。
オールラウンド（ユーティリティ）タイプでも代用できますが、外野手用としては小さいので部活やクラブチームなどでプレーするのであれば外野手用を購入するのがおすすめ。
▶ミズノ：サイズ13〜
▶ウイルソン：サイズ12S
▶ローリングス：サイズ12.0〜
▶ゼット：サイズ7〜
ローリングス ソフトボール用グラブ
ローリングスからは非常にデザイン性が高いソフトボール用グラブが毎年発売されています。
またローリングスだけは、男性用（for MEN）と女性用（for WOMAN）と別々にシリーズを展開している点ですね。
当然手のひらサイズなどは男性と女性では違うので、そのサイズ感に合わせた設計になっています。
ローリングスグラブ契約選手 藤田倭選手
ソフトボールJAPANでも活躍し、投打の二刀流としても有名な藤田倭選手もローリングスのグラブを使用していますね。
ローリングスソフトボール用グラブの特徴
女性用のグラブは捕球力をアップさせるために女性専用の手入れ構造を採用しています。
手入れはフィットして、ポケットはそのまま大きくというグラブが特徴になります。
またカラーリングやデザインなどもこだわりがありますね。
ここ数年はローリングスのグラブ皮革はかなり向上していて、柔らかく少しキャッチボールすればすぐに使えるのですが、フニャフニャということではなく芯などもしっかりとしているので、女子プレイヤーには特におすすめですね。
●タネルループ
薬指手入れ部分にループを備え、薬指がぶれないように設計。
薬指の力が捕球力をサポートします。
●プルレース
手の小さい選手でも簡単に手口の調整ができる構造。
レースを引っ張ることでフィット感が生まれ、手とグラブの一体感を実現。
●親指フィット構造
親指掛けと親指指裏構造を改良。
クッション材を挿入し、親指のフィット感を高めることで親指のパワーロスを防ぎ、親指の力をキャッチング力に変えます。
●オーバルR、ロゴ刺繍、JSAマーク
デザイン部分も刺繍等をあしらってキレイに仕上がっています。
また衝撃吸収機能として、マシュマロパッド(Wクッション)やデュアルパームテックなど定番の機能も搭載している充実グラブです。
ソフトボール用ローリングスグラブ
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ウイルソンソフトボール用グラブの特徴
ウイルソンのソフトボール用グラブの特徴はなんと行っても「デュアル（Dual）」機能です。
デュアルとは、グラブの指部分の骨格が通常は1本のところを2本（デュアル）にして、強さを出した機能です。
ソフトボール用に限らず野球の硬式や軟式グラブにも採用されています。
このデュアル機能により、指部分が丸みをおびた形状となり余分な力をいれなくてもボールがポケットに確実に収まります。
また指先の強さも出るので、間一髪の打球も指先で押さえることができます。
デュアル機能に関しては別の記事にて詳しく説明しているので、ぜひご覧になってください。
野球でエラーをなくす硬式・軟式グラブ(グローブ)は「つかめる」デュアル(DUAL)がベスト
ウイルソンのソフトボール用グラブにも女子専用の機能があります。
●アーチフィッター
手首の動きを妨げることなく、手の甲をしっかりと押さえつけることで、手との一体感を向上。
●親指フィット構造
親指の外側・内側をそれぞれレースで固定することで親指のフィット感を向上。
●バンドフィット調整
手に小さい選手も簡単に手首の調整をすることができ、グラブとのフィット感が向上。
またこれもウイルソングラブの特徴ですが、「スーパースキン」という人工皮革を一部採用したモデルもあります。
スーパースキンは耐久性と軽量性をあわせた人工皮革で、牛革の1/2の軽さで約2倍の耐久性があります。
また水分も浸透しないので、汚れなどにも非常に強い素材です。
先にも記載しましたが、ウイルソンのソフトボール用グラブはとにかく耐久性がいいです。
デュアル機能のおかげで指先の強さもあるので、強い打球もポケットの収まりエラーなどの失策も減らすことができるます。
ソフトボール用ウイルソングラブ
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ミズノソフトボール用グラブの特徴
ミズノのソフトボール用グラブは非常にスタンダードなカラーと機能が備わっています。
「セレクト9」というシリーズは開閉しやすい構造と、グラブ内の当て革補強により耐久性と扱いやすさを両立しています。
ウェブにも「D roll機能」という補強をしているのでレースの破れなどにも対応しています。
ソフトボール用ミズノグラブ
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ジュニア用（1・2号ボール）ソフトボールグラブ
ミズノからはジュニア用のソフトボール用グラブもご紹介します。
先程も記載しました通り、ジュニア用を野球のグラブで代用しても大丈夫です。ご兄弟とかが野球をやったりしているとお下がり的にグラブなどもあるご家庭も多いのではないでしょうか。
ただ野球のボールと比べて2号ボールはかなり大きいです。
使い込まれている野球用グラブはすでにポケットなども形成されていたりしてソフトボール用としては不向きな部分があります。
ましてやジュニアの場合、手も小さいですし、力も弱いので野球の大人用などは大きいサイズですが重かったりして、逆にプレーに支障が出ます。
ジュニア選手にはソフトボール楽しみ、長く続けてほしいので、軽くポケットも大きく深い専用のジュニアグラブを使ってほしいです。
野球もそうですが、ジュニア選手の一番うれしいのは、ヒットを打つ！ファインプレーをする！というプレーのなかでの成長や結果だと思います。
ぜひそういったプレーを多く経験してもらうためにもソフトボール専用のグラブがベストです。
ミズノのソフトボールセレクトナインシリーズは、値段もお手頃なのですが、当て革や補強のレース（紐）などもあり、手の小さいジュニア選手でも開閉しやすくプレーしやすいグラブなのでおすすめです。
ジュニア用ソフトボールグラブ（ミズノ：セレクトナインシリーズ）
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ゼット(ZETT)ソフトボール用グラブの特徴
ゼットからもソフトボール用グラブが発売されています。
ヘリ革をゴールドにしたりデザイン性も高く、皮革や型もさすがの仕上がり。
ゼットの特徴としては「小指2本入れ設計」。
小指に薬指も入れて開閉を楽にして、ポケットを広くします。
ゼットの場合、土手を利用して比較的しっかりとポケット形成ができているグラブが多いですね。
ど真ん中にすっぽりと3号ボールが収まるイメージ。
もしも野球の外野手用などのグラブをソフトボールで使う場合も、小指2本入れにしてできるだけポケットを広くつかうといいです。
ソフトボール用ゼット（ZETT）グラブ
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最後に
ソフトボール用のグラブは芯なども野球用と比べてしっかりと作り込んでいる物が多いです。
野球と比べてボールがかなり大きい分、捕球するときの衝撃なども大きいですから。
野球だとポケットをどこに作るかなどある程度柔軟性がありますが、ソフトボールの場合はとにかく「しっかり」掴むことが重要です。
ポケットまでスムーズにボールを運び、しっかりキャッチして送球。
実際のグラブを見ても、基本的な構造などは野球用と同じですが、とにかく受球面広さとポケットの深さは全くの別物。
ぜひお店などで実際に見て、その違いを確かめてください。