外野手の「送球」にこだわった「バッケン」という名のごりら硬式グラブ

医療従事者がプロデュースする硬式投手用グラブの専門メーカー「ごりら印の野球道具」通称「ごりらグラブ」を徹底解説

ごりらグローブ硬式外野手用バッケン

投手用硬式グラブで安定の人気「ごりらグローブ」。

医療従事者でもある代表取締役の崔(さい)氏が考案した投手ピッチャー用の型が好評で、球速がアップする選手や体の使い方が改善した選手が続出しているグラブが特徴ですが、今度は

送球に着目した外野手用グラブを開発。

その名も「バッケン(爆肩)」

今回はそのバッケンを徹底解説していきます。

ごりら外野手用グラブ「バッケン」

外野手用グラブ「バッケン」外観

バッケンの見た目でまず気になるのが、

外野手用グラブなのに、指カバーがあることです。

何ででしょうか。開発者の崔(さい)氏によりますと、強く確実な送球を実現させる為に指カバーが必要になるとのこと。

それには開発の由来から理解する必要があります。

 

誕生のヒントは1人のオーバースローの社会人投手との出逢い

東京ガス 高橋佑樹投手

高橋佑樹投手(投手 | 左投左打)(引用:週刊ベースボールonline)

出会いは2021年。プロに行くためにグラブを変えますと学生時代から提供を受けていたメーカーに断り、ごりらのグラブを選んだようです。

高橋選手のイメージとしては、「強く速いボールを投げるために、とにかく上から叩くこと」

これを実現するために、ごりらグラブの崔(さい)氏がオーバースロー用のグラブ製作に着手しました。

「強く」・「上から」・「叩く」

この動作をマウンド上で表現するために投球の際の肩関節、肘関節に対しての「ゼロポジション」を考慮するとグラブ側に体幹を倒す必要があります。

体に負担をかけず自然に誘導する必要がある。そこで着目したのがグラブの手の形

人の身体は

▶小指→薬指→中指の順で曲げる

▶人差し指と親指親指の距離を作る

この条件が満たされた時、送球の際に身体は自然にグラブ側に倒れようとします。
“指先から始まる屈筋群(筋肉を縮めると関節を曲げる作用がある筋肉)が働くため”
この身体の仕組みを利用したオーバースロー用のグラブを使用した結果、高橋投手の全球種の球速と回転数の向上が認められました。

開発当初は投手用としてスタートしましたが、外野手のバックホームや中継への「強く」「正確な」送球にも適していると考え、外野手用グラブへこの技術を転用することになりました。

 

社会人・大学生を中心に約2年テスト

ヒアリングとデモを重ねた結果、使用したほぼ全ての外野手が送球の向上を実感。
オーバースロー用のSKR型を使用した投手が回転軸の縦軸方向への改善に繋がる効果が外野手用グラブにも現れていのかもしれません。

 

従来のコユニ(小指2本入れ)とは何が違う?

従来の小指2本入れ仕様は人差し指も屈曲しやすくなるのに対して爆肩仕様は人差し指をあえて伸ばすことにより小指から始 まるグラブ引き込み運動を容易にするとともに送球の際の身体の回転軸を縦に誘導しやすくなる。

 

バッケン仕様の手のポジショニング

親指と人差し指の距離を作る『Lの字』を作ってあげる事で小指と薬指を曲げた際に前腕も回外しやすい作用を得られるので、あえて人差し指を緊張させる為に人差し指と中指の間に指カバーをつけています。

専用ウェブ採用

親指と人差し指のLの字を崩しにくいよう(空間を作れるように)、ウェブ手前を潰れにくいような専用ウェブを採用しています。

 

こんな外野手におすすめ!

送球がショートして外れてしまう外野手。
クッションボールを処理して投げる時に送球が弱くなる選手。
強肩自慢を更にアピールしたい選手。
守備で存在感を出したい選手。
打撃は自身あるけど、守備がちょっと自信ない選手。
バックホーム送球の質を高めたい選手。

 

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●硬式グラブ/グローブ
●メーカー名: ごりら印の野球道具
●左右:右投げ、左投げ
●指カバー
●表革:天然皮革
●外野手用
●野球用品

2024年7月から発売開始です。

 

 

 

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