ノックバット完全解説。ノック達人への近道、打ち方にもコツあり

ノックの達人になるには、まずノックバットの知識と使い方から。あの形状にはちゃんと意味があります。

ノックバットの種類と打ち方

今回は監督コーチの必需品、ノックバットを完全解説していきたいと思います。

長さや素材も色々あり、なんで長細くヘッドが弾丸形状になっているのか?全部意味があります。

ノックバットの効果的な打ち方や、疲れない打ち方なども解説してきます。

ちなみにノックバットを英語で言うと「FUNGO BAT」になります。ローリングスやルイスビルスラッガーなどの海外メーカーのノックバットは「FUNGO」と印字されているものが多いですよね。

ノックバットは何であの形状なの?

ノックバットの形状

本来ノックをするバットは、高校野球であれば硬式金属バット、少年軟式野球であれば超超ジュラルミンの金属バットやビヨンドのようなウレタン系バットなど実際に使うバットでノックした方が打球音や打球の速度など実際の試合に近い練習ができます。

高校野球の外野守備などは、打球音で判断する部分もありますからね。

ではなぜノックバットが存在するのでしょうか。

それはズバリ「ノックは疲れる」からです。

硬式金属バットは900g以上あります。ジュニアの軟式バットは軽いですがそれでも80cmのギガキングでも600g平均と結構重いです。

約1kgある硬式金属バットを1000回振っても全然大丈夫!というのであればいいのですが、ノックの打球精度も落ちてきたり、次の日に筋肉痛で仕事ができなかったりしてはどうしようもありません。

ノックバットの形状は、多くノックを打ってもあまり疲れずに、精度も高く、飛距離も出るようにするために、あの形状になっています。

▶なぜ細長いのか?

2つ理由があります。

1つは軽くするため。素材(木材)も軽めの材を使う場合が多いです。強度が問題になりますが、それは後で説明しますノックバット材で解説します。

もう一つが遠心力により、あまり力を入れないでも遠くに飛ばすためです。ノックバットは基本「超超トップバランス」です。

なぜヘッドが弾丸形状なのか?

ノックバットのヘッド形状説明

軽い力で遠くまで飛ばすには、支点(グリップ部)から打点まで距離がある方が遠心力で遠くに飛ばすことができます。

そのためいわゆるバットの芯をできるだけ先端にもっていくために弾丸形状になっています。

またいろいろな打球を演出するために、ボールの上を叩いたり、下を叩いたりして実際の打球を演出するためにも、あのヘッド形状が大事になります。

 

ノックバットの素材

ノックバットの素材は木製が多いのですが、これは先に説明している「軽さ」を求めるためです。

ただミズノやディマリニなどカーボンや金属を使ったノックバットも600g前後で発売されています。

ではなぜ木製が多いのか?

これはお値段とエコの観点から来ています。

カーボンや金属製は実売1万円ぐらいのプライスになりますが、木製の場合5〜6千円くらいのプライスが多いです。お財布に優しい。

また木製バットは1本の大きな木材から質のいい部分は硬式木製バット、軽めの部分は軟式木製バットやトレーニングバット、ノックバットなどにしています。木を伐採していますので、できるだけ木を無駄にしないようにしています。

▶木製(朴)

軽くてコストを抑えて作ることができます。朴は比較的柔らかい素材なので硬式球などでノックすると打面がヘコむことがあります。軟式向けですね。

▶木製(メイプル)

木製バットもメイプル材が多くあります。硬いのが特徴で、硬式・軟式・ソフトボール対応のものが多いです。

▶木製(本体[朴]+打球面[メイプル4面貼])

多くのノックバットで採用されているタイプです。
軽さが必要なので、本体部分は軽い朴を使い、硬式球でも使えるように打球面のみメイプルを使ったタイプです。

本体朴+メイプル4面貼り

▶カーボン・金属

ミズノやSSK、ディマリニなどが発売しているノックバットで、長所としては「折れない」につきます。
木製ノックバットの場合、折れることも結構あるのですが金属などはそれがないです。
短所はやはりプライスが高めになることと、重さですね。

 

ノックバットの打ち方、コツ

ノックを打つ場合、大きく分けて「内野ノック」「外野ノック」「キャッチャーフライ」の3種類があります。

シートノックやシチュエーションを想定したノック、アメリカンノックなどは応用なので、この3つの基本を習得することが重要となります。

それぞれ打ち方のコツがありますが、一番重要になるのが「トス」です。

テニスとかでもうまくトスが上がらないと強烈なサーブやコントロールされたサーブを打つのが難しいと言われています。

トスのコツ

トスを上げる高さですが、あまり上げすぎるとトスが安定しないので、概ね10cm〜15cmぐらいがいいと思います。

これぐらいの高さから自分の打ちやすいところを探ってください。

トスを上げる手ですが、やりやすい方でいいと思いますが、基本聞き手で上げた方がうまくいきます。

ノックの場合、とにかくトスが重要ですから。

右打者なら右手でトスを上げた方がトスを上げた時点で軸足に体重が乗りやすく実際のバッティングに近いイメージですね。

内野ノックのコツ

内野ノックの場合、ゴロを打つことが多くなります。コツはボールの真ん中から上部分を打つようにすることです。

実戦でも内野の場合はバックスピンがかかったボールはあまり来ません。真ん中より上を叩いてしまい、内野ゴロなどになりますので。

内野フライを打つ場合は、トスと上半身の角度が大事です。

胸のあたりまでトスを上げて、状態を横にそらした状態で打つとうまく内野にフライを上げることができます。

ただ軟式、特に少年軟式などはボールの形が変形しているのが分かるような超ボテボテバックスピンボールなどもくるので、状況に合わせてということになります。

外野ノックのコツ

外野ノックの場合、フライを打つことが多くなりますが内野ノックとは逆にボールの真ん中から下部分を狙って打つようにします。

こうすることで、バックスピンがかかりボールが上に上がります。

力を入れて打つ必要はありません。上半身もアッパースイングぎみにそらす必要は特にありません。

ノックバットの遠心力を使って打つようにします。ちょっと練習が必要になりますね。

キャッチャーフライのコツ

キャッチャーフライを打つのは難しいですよね。試合前のシートノックでも最後のシメになるので、ぜひかっこよく決めたいものです。

キャッチャーフライはトスを顔の前ぐらいまで上げて、上半身をかなり横に反らせて打ちます。

反らせが甘いと内野フライになりますので、練習して自分の反らせ位置を知る必要がありますね。

 

ノックの達人と言われている春山総星さん。非常に参考になるので動画掲載しておきますね。

 

 

特徴あるノックバットご紹介

ここからは、少し変わったノックバットをご紹介。

オールマイティ的に使うノックバットですが、内野用のショートタイプや木製ですがすごく頑丈なタイプなど様々あります。

桑田真澄コーチが依頼して作成した、内野ノック用のショートタイプ

ワールドペガサス 硬式/軟式/ソフトボール ノックバット 桑田真澄コーチ使用 木製 82cm WBKWKN9-82F

2021年、巨人の一軍投手チーフコーチ補佐として桑田真澄氏が就任いたしました。

投手コーチなのですが、ノックなども打つということで、グラブを契約しているワールドペガサスに依頼して、82cmのショートノックバットを作成してもらったそうです。

内野ノックであれば、短いタイプの方が操作性も上がり使いやすいですよね。

また少年軟式やボーイズ、リトルなどはこれ1本あれば外野にも対応できるので非常に便利です。

本体朴+メイプル4面貼り

朴にメイプル4面貼りなので、軟式・硬式・ソフトボールと対応できます。

フレアグリップなので、バットコントロールもしやすいのが特徴です。

●メーカー名:ワールドペガサス
●メーカー品番:WBKWKN9-82F
●カラー:ナチュラル/ナチュラル(0000)
●サイズ:82cm・500g平均(82F)
●材質:朴+打球部メイプル4面貼
●硬式・軟式・ソフトボール可
●フレアグリップ
●日本製

ワールドペガサス 硬式/軟式/ソフトボール ノックバット 桑田真澄コーチ使用 木製 82cm WBKWKN9-82F
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木製だけど超頑丈。本体ヒノキ+メイプル4面貼り+グラスファイバー加工

一富士 ノックバット ヒノキ+メイプル加工 グラスファイバー加工

一富士というブランドから出ているのが、超頑丈タイプ。

本体がヒノキで、打撃部メイプル4面貼り。さらに最近硬式木製バットで流行っている、折れやすい細い部分にグラスファイバーを巻きつけたノックバット。

とにかく折れにくいのが特徴です。

焼き加工もいい味だしていますよね。

グリップエンドは小ぶりなタイプ。小指をひっかけながら操作するといいですね。

一富士 ノックバット ヒノキ+メイプル加工 グラスファイバー加工
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金属(超超ジュラルミン)のノックバット

ディマリニ ノックバット 金属 硬式 軟式 ソフト兼用 ファンゴ WTDXJTRFN

金属タイプのノックバットも1つご紹介します。

ディマリニの金属(超超ジュラルミン)製ノックバットはヘッド側の形状が特徴。

弾丸の平坦部を出来るだけ広くすることで、芯を広くしています。

トスを安定させるのが、ノックの最重要項目なのですが、風などの影響でどうしても安定しないこともあるでしょう。

そういった時でも芯の広いノックバットであればフォローできることも多くなります。

さらにグリップ部を少しだけ太くしているので、安定性も向上しています。

若干重くなるのはしょうがないですね。

その代わりめったに折れないです。

●金属製ノックバット
●メーカー名:DeMARINI(ディマリニ)
●メーカー品番:WTDXJTRFN
●カラー・サイズ
▽ゴールド・8663(86cm・630g平均)
▽ブラック・89645(89cm・645g平均)
▽シルバー・9166(91cm・660g平均)
●素材:SC4(超々ジュラルミン)
●グリップテープ:WTA7751(ブラック)
●硬式・軟式・ソフトボール兼用

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ベースマンではこの他にも、軟式用の軽いタイプや94cmなどのロングタイプ、カラーリングにこだわったノックバットなども取り扱っています。

ご興味があればぜひ見てください。

 

ベースマン取り扱いノックバット
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最後に

学童などの小学生相手でも結構ノックは打ちます。高校野球のチームであればもっとです。

力を入れていては疲れてしまい、性格できわどい「質の高い」ノックが打てません。

練習は必要ですが、使いこなせるようになるとかなり楽になります。

お父さんコーチなどで、まだ慣れていない方などは短めのショートノックバットがおすすめです。かなり扱いやすいですよ。

私も学童のコーチ時代には、ジュニア用の短いバットでノックしていて扱いやすく、結局82cmのショートタイプをずっーと使っていますから。

ぜひバットケースからノックバットをシュッと抜き出し、かっこよくノックを初めてください。