野球練習・試合時の新型コロナ対策まとめ[軟式・硬式・少年・中学・高校野球・ソフトボール]

2020年6月12日

新型コロナ対策。野球の感染予防ガイドラインを詳しくご説明

野球の新型コロナ感染予防対策ガイドライン

2020年6月10日現在、各都道府県は感染予防ガイドラインを設定し、スポーツ活動も少しづつ再開しようと努力しております。

学校なども再開し、新型コロナウイルス対策を施しながら、学業や部活の再開を対応しています。

ここでは各野球連盟の現時点(2020年6月10日)の新型コロナ対策、感染予防ガイドラインをわかりやすくまとめて記載します。

(1)全日本野球協会のガイドラインが基本

全日本野球協会のガイドラインが基本となっています。ただ細かい部分までは決められておらず、詳細に関しては各地域や連盟などに委ねている状態です。

全日本野球協会「新型コロナウイルス感染予防のためのガイドライン」

新型コロナウイルス感染拡大予防のため、当面の間、下記のとおり留意すること

1.次の場合は出場/参加を控えること
(ア)体調が良くない場合(発熱・咳・咽頭痛などの症状がある場合)
(イ)同居家族や身近な知人に新型コロナウイルスの感染が疑われる人がいる場合
(ウ)過去14日以内に政府から入国制限、入国後の観察期間を必要とされている国・地域等への渡航又は当該在住者と濃厚接触がある場合

2.球場への出入りの際はマスクを着用のこと

3.手洗い、アルコール等による手指消毒をこまめに実施すること

4.試合中、球審はマスクを着用すること。
ただし、イニングの合間にこまめに水分を補給するなどして、熱中症の予防には十分に注意すること(塁審はマスク着用はしない)

5.更衣室はできるだけ解放して換気を行い、交代で着替えをするなどして密閉・密集・密接を避けること

6.感染防止のために主催者が定めたその他の措置を遵守すること

7.出場試合・大会終了後2週間以内に新型コロナウイルス感染症を発症した場合は、主催者に対して速やかに濃厚接触者の有無等について報告すること

感染予防を目的として、審判員より試合中の選手に特に注意喚起を行う事柄

1.グラウンドに痰や唾を吐かないこと

2.ハイタッチやグータッチなどの行為を行わないこと

引用:新型コロナウイルス感染予防のためのガイドライン(PDF)

大まかなガイドラインとしておりますが、マスクの着用や痰やつばを吐かないようになど具体的な内容もあります。

公益財団法人日本高等学校野球連盟(高校野球)の感染予防ガイドライン

高野連では2020年5月27日に感染予防ガイドラインを示しました。

原則として3密(密閉、密集、密接)を徹底的に避けることや検温の徹底、感染者が出た場合の対応をあらかじめ衛生部局と検討することなどを挙げました。
また大会関係者全員に試合の2週間前からの行動歴を記録するよう求めました。

その上で試合は「無観客」を基本とする。
控え部員や保護者のスタンド入場は各連盟が判断し、観戦する場合は間隔を2メートル以上空け、大声の代わりに拍手での応援とします。

試合会場では出入りする関係者の数を減らし、入り口と一、三塁側のベンチに消毒液を設置。
入場者全員が検温し、運営スタッフはマスクを着用する。
ベンチ内では横並びに座るなどできる限り密集を防ぐ。
同じ球場で2試合以上行う場合は、試合ごとにダッグアウト内を清掃、消毒する。球場内のドアノブ、トイレのドアノブなど不特定多数の者が接触する場所は定期的な消毒に努めるとしている。

参加校の選手は起床後に検温し、検温確認表を大会役員に提出。
37・5度以上の者は来場を自粛する。水分補給は紙コップなどを用意し飲み回しをしないことや、円陣は密集を避けること、試合中マウンド上で集合する時はグラブを口に当てるなど工夫する。試合中の素手でのハイタッチ、握手も控える

■日本高野連が示した独自大会開催のガイドラインの主な内容

【原則】

・3密を徹底的に避ける

・感染に関して衛生部局と対応を検討しておく

・医療体制の整備

【各都道府県連盟が行う対策、準備】

・無観客試合が基本。控え部員や保護者のスタンド入場は各連盟が判断

・試合会場の入り口と一、三塁側のベンチに消毒液を設置

・入場者全員が検温し、運営スタッフはマスク着用

・複数の試合がある時は、試合ごとにダッグアウトを清掃、消毒

【参加校の対策】

・起床後に検温し、検温確認表を提出

・水分補給で飲み回しをしない

・円陣は密集を避ける

・マウンド上で集まる時はグラブを口に当てる

・素手でのハイタッチ、握手を控える

【報道陣への対応】

・来場時に検温

・試合後の取材はスタンドが基本

・取材相手と2メートル以上離れ、時間を限定するなど最小限にする

いつものクセで、円陣や声出し、ベンチに戻る時のハイタッチなどしてしまいそうですが、感染予防を念頭に起き、ガイドラインに沿って活動することが求められます。
また試合の観戦はしたいと思いますが、基本は無観客。しかし保護者や控え部員などへの観戦への対応は各連盟が決定するようです。

ただ応援もいつものように声出しタイプではなく、拍手での応援となります。

 

全日本軟式野球連盟の感染予防ガイドライン

軟式の少年野球や軟式草野球なども関係する全軟連からはより具体的なガイドラインが発表されています。

感染予防ガイドラインとチェックリストなどが掲載されていますのでリンクしておきます。

JSBB感染予防対策ガイドライン(改訂版)について

詳しい内容はJSBB感染予防対策ガイドラインを確認していただきたいのですが、抜粋しますと

●大会(イベント)参加募集に際して、感染拡大防止のために参加者が遵守すべき事項を明確にして、協力を求めることを通知すること。なお、協力を得られない参加者には、他の参加者の安全を確保する等の観点から、大会(イベント)への参加を取り消したり、途中退場を求めたりすることがあり得ることを周知すること。

●選手、チーム関係者、役員、審判員は球場に入る際、必ずマスクを着用すること。

●大会(イベント)当日、参加者全員の健康状態(参考:資料別紙)と連絡先などが明記されている名簿を提出すること。

健康チェックシート(EXCELファイル)などを作成し、大会(イベント)当日に提出すること。参加チームだけではなく、大会運営スタッフや審判員にも健康チェックシートなどの実施を行うこと。

●競技中のマスク着用については、選手、審判員の判断とするが、ベンチ内に居る時には、全員がマスクを着用することを推奨する。ただし、熱中症予防に配慮すること。
*本連盟では、球審はマスク着用することが望ましいが、軟式野球の競技環境および競技の特性を考慮し、選手ならびに球審のマスク着用の義務付けは行わない。

●一定の距離を保って観戦するようにチームごとで応援者に注意喚起を行うこと。

●選手やチームを集めるなど、密集することがないように配慮すること。
例えば、試合前の整列は、監督またはキャプテン同士の挨拶とし、両チームが整列することを省く。など大会運営は、慣例や慣習を見直し、特段試合等に支障がない事は感染予防対策を優先として、大会運営側とチーム側の双方で創意工夫を図ることが求められる。

●マスクを外して活動する場合は、十分に周囲の人との距離を空ける。マスクを着用して活動の場合は運動強度を落とす。

●タオル、ペットボトル、コップ等の共有は避ける。

[熱中症対策に関して]

感染症対策と共に熱中症対策も徹底し、活動計画を立てましょう。
気温や湿度の上昇に伴って熱中症になりやすくなります。
又、新型コロナウイルス感染症の影響からスポーツ活動が自粛され、基礎体力が低下していることが予想されます。
この状況下において急激な運動負荷は、怪我や故障のリスクが高まるだけでなく、熱中症のリスクも高まります。
(公財)日本スポーツ協会の「スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック(2019)」によると、24~28°Cで注意、それ以上になると警戒が必要とされていますが、活動再開後しばらくは気温が低い状況での活動においても特段の警戒が必要です。
また、夏場のマスク着用での生活は多くの人が体験したことのない状況であると思われますので、選手や指導者のみならず、大会役員や観戦者等の全ての人において熱中症への一層の警戒が必要です。

[指導者・コーチが特に注意する点]

●屋外で2m以上の距離が確保できる場合は、熱中症リスクを考慮し、マスクを外させる。活動参加者がマスクの着用を希望した場合は、呼気が激しくなるような運動を控えさせる。

●各自で水筒等を準備するよう指導し、休息や水分補給の時間を積極的に設ける。

●子ども(特に低身長者)は輻射熱(地面からの照り返しの熱)の影響をより受けやすい事を考慮する。

●成長期であることを考慮し、個人のペースに合わせた活動を考える。

●障害予防の観点からも活動の強度や時間を段階的に高め、筋力、持久力の回復に努めさせる。感染後、活動に復帰した者については、より身体機能の低下が予想されるため、特に活動の強度や時間に注意する。

●保護者の活動参加についても、他人との距離を取り、感染予防対策を徹底するようお願いする。

 

軟式の場合、学童などの小学生から草野球の大人まで幅広いので、比較的こまかくガイドラインに記載されています。

感染予防と熱中症の対応や、体力が落ちている小学生などへの配慮などありますのでぜひご確認いただければと思います。

また「健康チェックシート」の導入も指導されていますね。

全日本軟式野球連盟サイトからEXCELファイルがダウンロードできます。
健康チェックシート(EXCELファイル)

全軟連のEXCELファイルをPDFにしました。下記の画像をクリックすると表示されます。

 

 

ソフトボールの感染予防ガイドライン

ソフトボールは世界野球ソフトボール連盟(WBSC)からガイドラインが2020年5月28日にアナウンスされました。

イニングの表と裏で使用するボールのセットを別々にしたり、審判員はマスクと手袋を着用したりすることを求めました。

かみたばこやヒマワリの種を口にすること、つばを吐くことは禁止。
バット、ヘルメット、グラブといった用具の共用、握手やハイタッチなどの身体接触、球審と捕手の接触、ホームベース付近でのメンバー表の交換、特に投手と言及した上で選手が指をなめる行為はいずれも避けるべきだとしました。

監督やコーチが審判員に近づくにしても2メートルは距離を空け、ベンチでは選手同士が最低でも1メートルの距離を保つことも推奨しました。

【スイス・ローザンヌ】世界野球ソフトボール連盟(WBSC)は本日、 野球とソフトボールの安全な復帰のための一連の健康と運用上の推奨事項を発表した。COVID-19の状況下で大規模な大会を計画する際のスポーツ大会の主催者に向けて、「野球/ソフトボールへの安全な復帰-COVID-19防止ガイドライン」と呼ばれる予防策と推奨事項は、世界保健機関のリスク評価ツールと「スポーツ連盟の考慮事項」に従って、スポーツ連盟とWBSC医療委員会によって作成された。

引用:世界野球ソフトボール連盟(WBSC):WBSCが新しいCOVID-19の状況下に於ける野球/ソフトボール活動を安全に再開するためのガイドラインを発行

 

最後に

各野球やソフトボールの連盟等から感染予防ガイドラインが発表されていますが、このガイドラインを確実に守り、安全にプレーできる新形式を定着させる必要があると思います。

この先、さらなるガイドラインの改定などがあれば随時掲載していきますので、試合に限らず通常の練習時にも参考にして安全にプレーできる新しい環境づくりのお手伝いになれば幸いです。