小柄だがJAPANでも活躍、左の和製大砲MYモデル軟式木製。芯をとらえて飛ばす快感と技術アップ!
しっかりとしたスイングができると、軟式でもしなりをきかせて金属バットよりも飛ばすことができます。
軟式バットといえば、やはりギガキングやハイパーマッハのようなウレタンやカーボン素材を用いた高機能系バットを使っている方が多いと思います。
実は最近、軟式なのですがあえて「軟式木製バット」を使うユーザーも多くいます。
実際に各メーカーが軟式木製バットを発売すると早めに売り切れになることが多いです。
軟式木製バットの場合、芯を外すと全然飛ばないのですが、しっかりとしたスイングで芯をくらうと「しなり」と強烈なバックスピンで、金属バットよりも飛ぶことがあります。
固くなったM号ボールとの相性もいいようです。表面のニスも効果を発揮していますね。
今回、アンダーアーマーとベースマンがコラボしてアンダーアーマーの契約選手モデルの軟式木製バットを作りました。
アンダーアーマー契約選手、左の和製大砲軟式木製バット、MYモデル
アンダーアーマーの契約選手で、小柄ながら左の和製大砲としてJAPANでも活躍したフルスイングが持ち味のMY選手モデルです。
この型で「あっ!あの選手だ!」と気がついた方は、かなりのバット通。
力強くフルスイングしてもバットコントロールがしやすいように、ヘッドくり抜き加工でバランスを手前側にもってきており、グリップもフレアタイプでバット操作がしやすい。
木製にしてはバットの芯も比較的広めですね。
軟式木製バットですが、以前のように木製バットの中身を抜いて軽くしているタイプではなく、木製硬式バットと同じ中身がつまっているタイプです。
ただ軽めに作る必要があるため、メイプル材ですが軽めの材で作っています。
初めて木製バットを使う選手向けに、板目と柾目の違いを説明
すでに木製バットを使用している選手であれば知っていることだと思いますが、木製バットはボールを打つ面が決まっています。
木でできているバットですので、木目があります。
まっすぐな木目が「柾目(まさめ)」
曲がって少し楕円形の年輪木目があるのが「板目(いため)」と言います。
実際に木製バットで見てみましょう。
木目がまっすぐな打面が「柾目(まさめ)」。楕円形の木目がある方が「板目(いため)」
今まではメイプルであろうが、アッシュであろうが打球面は「柾目(まさめ)」でした。
ただアメリカのバットメーカー「ロックバット」によると、メイプルバットは、逆に板目の方が強度が10%~18%強く、飛びが良いという研究結果が出ています。
日本の木製バットメーカーでもある「ヤナセ」や木製バットの名門「ルイスビルスラッガー」もこの考えに同調し、メイプルバットのみ逆になっています。
これはメイプルの生息地による違いがあるのだと思います。
北米メイプルは成長が遅く、目がつまっているためにどちらの面でも強度が確保されていますが、例えば暖かい地域のメイプルであれば結果が同じになるかは疑問です。
木製バットメーカーは使う木材の特性や地域などを熟知しているので、その素材に適した面での打撃を推奨しています。
つまり木製バット打つ時は「ロゴのある面とその裏側では打たない」ことを徹底すればOKです。
これを守らないと、木製ですので使い始めてすぐにバットが折れてしまったりするので、特に軟式プレイヤーはバットの打球面などあまり気にしない選手もいると思いますので、注意してください。
バットの芯で打つ技術を育てられる
軟式の高機能系バット(ギガキングやハイパーマッハ3等)や金属バットから、試しに木製バットを試してみると、「芯」の位置に戸惑うことがあるようです。
ウレタン系やカーボン系の軟式バットは、多少打ちそこなったりバットの根本やヘッド側に当たってもそれなりに飛んだり、内野を抜くことなどができましたが、木製バットの場合はそれがありません。
芯を外したら、ボテボテのゴロやポップフライなど芯をくったときと外したときの違いがはっきりと現れます。
バットの性能に頼らずに、バットの芯を捉えるバッティング技術を磨くトレーニングバットとしても最高です。
また最近の高機能バットは「しなり」をアピールしたハイパーマッハ3のようなバットもありますが、木製のしなりには勝てません。
これがしなっている状態。
で、定規をビヨ~ンとした時と同じで、弾性力による「しなり戻り」いわゆる「逆しなり」が起こっているところ。
芯を捉えると、しなりによる弾性力+強烈なバックスピンによりイメージ通りの打球を飛ばすことができるようです。
また野球を続けていく場合、大学野球や社会人そしてプロは木製バットを使うので、バットによる「壁」にぶつかることも少なくなります。
高校野球の低反発系バットの導入
昨今、飛びすぎるバットの問題により反発性を木製バットに近づけ、国際試合でも活躍できるように、打球による怪我などが少なくなるように高野連などが第三者会議にて検討しております。
金属バット、最大径をさらに制限へ 高野連が見直し着手
日本高校野球連盟は20日、選手の安全対策の一環として、金属製バットの性能の見直しに着手すると発表した。反発力を低くすることで打球速度を抑える。引用:朝日新聞
現在の高校野球の金属バット規定は2001年秋から採用されたバットの最大径を67ミリ、重量を900グラム以上に制限する規定です。
この変更は金属バット自体のトランポリン効果を抑制するためにルール決めされましたが、選手たちの技術やパワーなども大人顔負けになってきているため、さらなる見直しが必要になった。
今回の見直しでは、最大径をさらに64ミリに制限する予定で、木製バットの平均値に近づくようです。
すでに高野連ではテストも行っていますね。
高野連、飛ばないバット試験公開 早ければ21年春から導入
日本高野連が金属製バットの高い反発性能を見直し、木製に近い「飛ばないバット」の導入を目指すことを受け、専門部会を設けて審議している製品安全協会は17日、東京都内で製品試験を報道陣に公開した。試験用バットに圧搾空気を用いて加速した硬式球を衝突させるなどしてデータ収集を進めている。
21年春から導入とのことですが、バットメーカーとの調整や移行期間なども検討されるのでしょうね。
どちらにしても、低反発系のバットが導入されるのは確実な状況みたいですね。
これから高校硬式野球に進む選手や高校生でも卒業後に大学野球や社会人、プロへ進む選手もいます。
野球を続けるのであれば、必ずぶつかる金属バットと木製バットとの壁を超える必要があります。
通常の練習時など木製バットで練習しておけば、その壁を超えるのにも、時間がかからないように思います。
実は木製バットは名監督、名コーチなんです。
先にも書いているとおり、木製バットで飛ばすにはしっかりとしたスイングと芯にあてる技術が必要となります。
芯を外した場合、ボテボテになり、さらに木製ですのでかなりのしびれが来ます。
逆にしっかりと芯を捉えたバッティングをすると、飛距離も伸びますし、「あれっ?」と思うくらいにしびれもこないで振り切ることができます。
つまりしびれが来て、ボテボテのゴロばかりだとまだ技術やベースとなる体力が足りていない。
逆にしっかりとしびれもなく飛ばす確率が高くなれば、道具に頼らない本来のバッティング技術が向上しているということになります。
まさに口数が少ない監督、コーチ!
ちなみに軟式ボールの場合、「乗せて打つ」ことで飛距離が伸びますが、この「乗せる」のも木製バットだとしなるので、かなり感じることができますね。
硬式の場合、乗せるというよりボールに強烈なバックスピンをかけるためイメージ的には「こする」ようなバッティングをする選手も多くいます。
ただプロのクリーンナップの選手の中には、こするよりも「乗せる」方のイメージで振っているようです。
硬式ボールに比べて軟式ボールの方が乗せている時間が圧倒的に長いようですが、しなりによる反発力を活かすにはそのイメージも大事なのかもしれません。
軟式木製バット
軟式木製バットは硬式木製バットよりも軽い場合がほとんどです。
軽く作るために、以前はバットの中身を抜いてヘッド部分から蓋をしていました。
現在は木製の材をバーチなどの軽めの材で作ったり、メイプルでも温かい地域で育った、それほど中身がつまっていない材などを使用して、中身を抜かなくても軽量の軟式木製バットが主流です。
中がつまっているとヘッドのくり抜き加工や、木製バット本来の性能が出ますのでいい傾向ですね。
実は軟式木製バットの中身がつまっているタイプは、軽めの硬式木製バットとも言えるのですが、硬式の試合では使えません。
BFJマークが入っていませんので。気をつけてくださいね。
アンダーアーマーとベースマンがコラボしたMY型軟式木製バット
先に少しご説明しておりましたが、今回発売する限定MY型の軟式木製バットを詳しくご紹介します
形状は先にも説明したとおり、アンダーアーマー契約選手で左の和製大砲MY型。
もうお分かりですよね。
パワーヒッター向けにヘッド側が比較的フラットでバランス的には、セミトップからミドルよりです。
ヘッドくり抜き
ヘッドもくり抜いています。
木製バットでヘッドをくり抜くと、まずバット重量が軽くなります。
ヘッド側が軽くなるので、少しだけバランスが手元側に移動して、バットコントロールや振り抜きやすさが向上するので、ヘッドスピードが上がります
フレアグリップ(タイカップ型)
フレアグリップ(タイカップ)を採用しています。
強く振り切ってもバットコントロールがしやすいようになっています。
ゴールドロゴ+ゴールドリング+ワインレッド
ヘッド側はゴールドロゴに、ゴールドリング付き。
ワインレッドからグリップ側の赤褐色へきれいにグラデーションがでるようにしています。
見ていてもきれいです。
撮影用にフラッシュたいていますが、光の当たり具合によりきれいなコントラストとグラデーションができます。
ワインレッドと木目のナチュラルが非常に相性いいです。
ベースマンだけで数量限定発売
アンダーアーマーの軟式木製バットは定番でもあまりないので、非常に貴重ですね。
発売は2020年4月中旬ですが、近日予約販売を開始します。
気になるお値段ですが、1本9,900円(税込)です!
軟式の試合でも使えますが、まずは練習で使ってみてください。
難しさと楽しさの両方を味わえます。
うまく使いこなすことができて、そのあと金属バットや高機能バットに変えたときのバッティング技術の違いが楽しみですね。
非常にきれいなバットなので、使わないで飾っておいてもいい!
アンダーアーマー 超限定 野球 軟式木製 バット メイプル MY型 1364547
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