リトルリーグのバットが2018年から新基準へと変わります。今までのバットは使えなくなります
- 1. 今までのリトルリーグのバットが使えなくなる!2018年新基準リトルリーグバットを徹底解説。
- 2. 2018年新基準対応リトルリーグ用バットの動向
- 3. 遂に解禁!2018年新基準適合のリトルリーグ用バットはどうなった?
今までのリトルリーグのバットが使えなくなる!2018年新基準リトルリーグバットを徹底解説。
リトルリーグでプレーしている選手や保護者の方にはすでに、各連盟から連絡が届いていると思いますが、2018年シーズンから適用されるルールにより、今まで使っていたリトルリーグ用のバットが全面的に使用禁止となります。
リトルリーグはもともとアメリカのリーグですが、日本でのリトルリーグ公式戦にでは急な変更となるため、移行期間など検討しているようです。
ただ上部大会などは、今までのリトルリーグ用バットは使用できない可能性が高いので、買い替えが必要となります。
詳細は下記です。
競技規則
規則 1.10ジュニア部門以下のための2018年シーズンから適用される新しいバット制限に関するガイダンスが記述されました。
注:2018年シーズンから、リトルリーグ(リトル年齢12歳以下)部門、インターミディエット(50/70)部門、およびジュニアリーグ部門で使用される非木製バットと積層バットについて、当該バットが米国野球パフォーマンス基準を満たしていることを意味する米国野球のロゴを貼付しなければならない。2018年シーズンからすべてのBPF-1.15バットは使用禁止となる。また、2018年から上記部門についても、バットの直径は2 5/8インチ以下の規定となる。
2018年1月5日追記:リトルリーグ2018年の主なルール改正
公益財団法人日本リトルリーグ野球協会のサイトにてバットの変更に関して、公式にアナウンスが出ました。
上記の通りなのですが、念のため参照しておきますね。
<競技規則 1.10-バット>
部門 : 野球、チャレンジャーの全部門 (野球およびチャレンジャーの全部門がUSABat基準に準拠するようバットの規定を更新)概要: ジュニアリーグ以下の野球部門や、すべてのチャレンジャー部門において、バットはリトルリーグが採用したアメリカ野球バット(USABat)基準を満たすものでなければならない。滑らかで丸みを帯びた棒であり、木製または材料と色が試験され、USA Baseball Bat規格(USABat)に合致していることが証明されていなければならない。 2018年シーズンから、リトルリーグ(メジャー)部門以下、インターミディエット(50-70)部門、ジュニアリーグ部門、リトルリーグ チャレンジャー部門で使用される非木製で薄板金属のバットは、USABat – USA Baseballの青少年用バット性能基準を満たしていることを示すロゴが印刷されていなければならない。 2018年シーズンからは、すべてのBPF – 1.15のバットが使用禁止となる。さらに、2018年以降、これらの部門ではバットの直径は2 5/8インチを超えてはならない。
参照:公益財団法人日本リトルリーグ野球協会「2018年の主なルール改正」
BPF-1.15バットって何?
そもそも、BPF-1.15というのが分からないですよね。少しご説明したいと思います。
BPFとはBat Performance Factorの略で日本語にすると「バット性能係数」となりますが、要は反発係数(トランポリン効果)を数値化した物ですね。
弾力性の無い「壁」はBPF-1.00に等しいと考えられ、木製バットは非弾力性と考えられていますが、値としては1.00を少し上回るようです。
簡単に表現すると、全く弾力性のない壁などにボールを投げた時の反発力を1.00として、その15%反発力が強いのがBPF-1.15基準のバットという事になります。
今回このBPF-1.15以下にしないといけないので、リトルリーグ用のバットは飛ばなくなります!
2018年シーズンからの新基準マーク
このマークのいずれかがバットにないと、2018年度から試合で使えません。
これは米国野球パフォーマンス基準を満たしている事を意味しています。
硬式球なので、安全性なども加味した変更だとは思いますが、飛ばなくなるというのは少し残念ですね。
2018年新基準対応リトルリーグ用バットの動向
リトルリーグ用バットは、イーストン・ディマリニ・ルイスビルスラッガーの3社でほぼシェアがうまるのではないでしょうか。
各社2018年適合モデルのバットは発売されます。2018年から使うので、遅くても2017年12月にはお手元に届けることができるようにメーカーも動いています。
まだバットの情報は出せないのですが、適合基準を満たしつつヘッドキャップやバットの肉厚などの調整、振り抜きやすさなどの新機能などを搭載したバットとなっております。
情報出せるようになりましたら、すぐにこちらに掲載します。
遂に解禁!2018年新基準適合のリトルリーグ用バットはどうなった?
やっとご紹介することができます。新基準適合のリトルバット。
上でもご案内しておりますが、新基準では反発係数がかなり厳しくなっているのでバット自体は飛ばない方向になっています。残念ですがルールですので仕方ないですね。
各メーカー「BPF-1.15」ルールの中、ギリギリのところで性能を上げてきています。
バットの反発係数には上限があるので、シビレの軽減や振り抜きやすさなどを向上させて、選手個人のスイング能力を容易に引き出させる方向になっている印象があります。
アメリカで先行発売されるのですが、当然この新基準バットでないと試合に出ることができないのでかなり需要があり正直生産が追いついていない状況です。2017年内のお届けをご希望なら予約しておかないとかなり厳しい状況なのはお伝えいしておきます。
では早速ご紹介していきましょう!
▶2018年3月23日追記
ローリングスからリトル用バット「クアトロ」が発売
リトルリーグ用のバットシェアはイーストンとルイスビルスラッガーでほとんどなのですが、USAの方ではローリングスも非常に評判がよく、「飛ぶ」バットとして認知されております。
今回ローリングスジャパンより「クアトロ」というリトル用バットが発売されました。
ローリングスらしい派手なデザインですね。
このバットですが、ジョイント式で多くの高機能を搭載しております。
新たに設計された軽量キャップでスイングウエイトを軽くしております。
また、カーボンファイバーの打球部により勢いあるはじきと飛距離を実現しております。
テーパー接合部内部にウレタンを注入したウルトラフレックスなテーパー構造により、インパクトまでスイングスピードを加速させます。
テーパー部のシリコンにより衝撃を緩衝し、スムーズなスイングを実現。シビレの軽減ですね。
グリップテープはすごく特殊です。
エンボス調となっており、かなりのグリップ力を発揮します。
見た目も非常にクールでかっこいいですね。
ローリングスリトルリーグ用バット「クアトロ」スペック
●2018年新基準適合
●リトルリーグ硬式野球用バット
●メーカー名:ローリングス(Rawlings)
●メーカー品番:USABB-QUATRO
●サイズ:約79cm・595g、約81cm・623g
4月中旬発送予定 ローリングス リトルリーグ バット 2018新基準適合 クアトロ USABB-QUATRO
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ルイスビルスラッガーからは「SOLO 618」「SELECT 718」の2種類
最初にご紹介するのはルイスビルスラッガー社のリトルリーグ用バット。
2種類出ており、両方に共通するのはグリップテープが完全オリジナルで、バットのデザインとリンクしている「リザードスキンズ」グリップテープを採用している点。
どんな状況下でも滑らないグリップテープとして、MLBではすでにスタンダード化してきています。
詳しい説明は「野球用グリップテープ滑らない、デザイン最高、高機能なLizard Skins」でご確認ください。
硬く弾く打感が特徴の「ルイスビルSOLO 618」トップバランス
新基準対応の試合専用モデルです。デザインもブラックとシアン(ブルー)に蛍光イエローをポイントに使ったかなりかっこいいモデルになっていますね。
特徴として硬く弾く打感が特徴のUSAアルミ(SL HYPER ALLOY)を素材として採用。
またインパクト時にパワーが伝わりやすい「ルイスビルSBCキャップ」をエンドキャップに採用しています。
新基準適合マーク
そしてこのSOLO618専用のリザードスキンズグリップテープ。
4つのスペックがあり
1829(74cm・540g平均)、1930(76cm・570g平均)、2031(79cm・600g平均)、2132(81cm・640g平均)から選べます。
ルイスビルスラッガー リトルリーグ 2018新基準適合 バット SOLO618 WTLUBS618
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2ピース構造の「ルイスビルSELECT 718」トップバランス
こちらは新基準対応の試合専用モデル。
ツーピース構造によりミスヒット時のしびれを軽減したモデル。
デザインはSOLO618よりも少し攻撃的なデザインとなっていますね。
素材は打球部にST 7U1+ ALLOY(USAアルミ)・ハンドル部は100%パフォーマンスコンポジットを採用。
またこちらのSELECT718モデルもインパクト時にパワーが伝わりやすい「ルイスビルSBCキャップ」をエンドキャップに採用しています。
新基準適合マーク
専用デザインのグリップテープ
SELECT718のスペックは3タイプ。
2030(76cm・600g平均)、2131(79cm・630g平均)、2232(81cm・650g平均)から選べます。
ルイスビルスラッガー リトルリーグ 2018新基準適合 バット SELECT718 WTLUBS718
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ディマリニからは「WTDXJLRUD」「WTDXJLRUO」の2種類
次にご紹介するのはディマリニの新基準適合のリトルリーグ用バットです。
ハーフ&ハーフ構造の「ディマリニ・ヴードゥ」トップバランス
ハーフ&ハーフ構造を採用した2ピースバットの「ディマリニ・ヴ-ドゥ」
【TTテクノロジー】
打球部の先端と手元の肉厚をより薄くすることにより、ボールが当たった瞬間に打球部全体がたわみ、広いスウィートスポットと高反発を実現。
【HALF&HALF】
打球部とハンドル部に同素材を組み合わせたコンポジットバット。 しなりを生み、自分の限界を越える飛距離を可能にする。
【X14】
強度と打感の良さを兼ね備えた超々ジュラルミン。 肉薄設計が可能で最高のパフォーマンスを引き出してくれる。
【3FUSIONハンドル】
ミスヒット時のしびれを緩和しヘッドスピードを落とさず最後まで振り切ることができる。
【3FUSIONキャップ】
打撃時の力の分散を抑え、衝撃を緩和し爽快な打感を実現。
もちろん適合マーク入り。
2ピースのジョイント式ですので、ミスヒット時のしびれ等も軽減してくれそうですね。
スペックは3タイプです。
2030(76cm・600g平均)、2131(79cm・630g平均)、2232(81cm・650g平均)
ディマリニ リトルリーグ 2018新基準適合 バット ヴ-ドゥ WTDXJLRUD
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X14採用の肉薄設計の1ピースモデル「ディマリニ・ヴードゥONE」トップバランス
X14を採用した1ピースモデル。「ディマリニ・ヴ-ドゥONE」
【TTテクノロジー】
打球部の先端と手元の肉厚をより薄くすることにより、ボールが当たった瞬間に打球部全体がたわみ、広いスウィートスポットと高反発を実現。
【X14】
強度と打感の良さを兼ね備えた超々ジュラルミン。 肉薄設計が可能で最高のパフォーマンスを引き出してくれる。
【3FUSIONキャップ】
打撃時の力の分散を抑え、衝撃を緩和し爽快な打感を実現。
もちろん適合マーク入り。
スペックは3タイプです。
1929(74cm・590g平均)、2030(76cm・600g平均)、2131(79cm・630g平均)
ディマリニ リトルリーグ 2018新基準適合 バット ヴ-ドゥONE WTDXJLRUO
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アメリカのリトルリーグ大会ではシェアNo1のイーストンからは3スペックのバットが登場。
「ゴーストX」・「ビーストXハイブリッド」・「ビーストXハイパーライト」
さて続いてはアメリカでのリトルリーグではバットシェアNO1のイーストン。
試合専用のハイパフォーマンスモデルが3モデル発売されます。
ざっくりと説明すると
ゴーストXが、ジョイントタイプで打球部にカーボンを使用。
ビーストXハイブリッドがジョイントタイプで打球部が超々ジュラルミン。
ビーストXハイパーライトが超々ジュラルミンの1本もの。軽く短いバリエーションもあります。
詳しく見ていきましょう。
イーストン試合専用ハイパフォーマンスモデル「ゴーストX」
ゴーストXは2ピースタイプのバットで、ハンドル部も打球部も新開発のEXACT CARBON(カーボン)を使用しております。
▶新規格USA BASEBALL対応のリトルリーグモデル。
▶DYNAMIC FEEL SYSTEM搭載の2ピースハイブリッド型デザイン。
▶スイートスポットを極限まで拡大したロングバレルデザイン構造。
▶しびれを軽減する新CONNEXIONシステム搭載。
カーボン+カーボンのジョイントタイプなので、しびれなどはかなり軽減されているようです。
カーボンなので思った以上に軽く感じることができます。お届けは2018年12月頃を予定しております。クリスマスまでには間に合うようにメーカーと調整しています。
USAイーストンの動画ですが、参考になるかと思います。
スペックは3タイプです。
76cm・590g平均、79cm・610g平均、81cm・630g平均です。
イーストン リトルリーグ 2018新基準適合 バット ゴーストX LL18GHX
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イーストン試合専用ハイパフォーマンスモデル「ビーストXハイブリッド」
ビーストXハイブリッドも2ピース構造ですが、打球部に超々ジュラルミンを採用しております。新開発の「ATAC ALLOY」を採用しております。
▶新規格USA BASEBALL対応のリトルリーグモデル。
▶DYNAMIC FEEL SYSTEM搭載の2ピースハイブリッド型デザイン。
▶スイートスポットを極限まで拡大したロングバレルデザイン構造。
▶しびれを軽減する新CONNEXIONシステム搭載。
打球部が超々ジュラルミンなので、打感や音などはこちらの方がいいと思います。ジョイントタイプなので、芯をはずした時などのしびれは軽減されています。
スペックはこちらも3タイプ
76cm・590g平均、79cm・610g平均、81cm・630g平均です。ゴーストXと同じですね。
打感がカーボンより超々ジュラルミンの方が好みならこちらのバットです。
イーストン リトルリーグ 2018新基準適合 バット ビーストX HYBRID LL18BXH
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イーストン試合専用ハイパフォーマンスモデル「ビーストXハイパーライト」
こちらのバットはジョイントタイプではなく、新開発の「ATAC ALLOY」を採用したソフトな打感が特徴のバットです。
また73cmの500gという短くて軽いタイプもラインナップされております。
▶新規格USA BASEBALL対応のリトルリーグモデル。
▶ATAC ALLOY構造がソフトな打感を提供。
▶スイートスポットを極限まで拡大したロングバレルデザイン構造。
お値段もこちらは税込み21,600と上の2つに比べると少々お安い。
スペックはこちらも3タイプ
73cm・500g平均、76cm・530g平均、79cm・550g平均です。73cmと76cmが特徴的ですね。
小学校低学年のリトル選手にはピッタリのモデルです。
こちらもUSAイーストンの動画があるので、参考にしてみてください。
イーストン リトルリーグ 2018新基準適合 バット ビーストX HYPERLITE LL18BXHL
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最後に
出揃いましたね。2018年新基準適合のリトルバット。
すでにアメリカの方では発売されているモデルもあるようですが、アメリカでの生産が追いつかずに日本に入ってくるのは年末頃になりそうです。
ベースマンでもかなりの数を確保しておりますが、日本国内のリーグで239リーグ。チーム数で860チーム。(2017年1月現在)
単純計算で860チーム×選手数(9名+ランナーコーチや控え選手3名程度)で10,320本。もちろんチームで揃えたり、複数持つ方などもいるのでざっくりですけどね。
これだけの数がありますので、やはり手に入りにくい状況になると思われいます。年内に手にとってみたい方は予約必須の状況です。
気になるスペックのモデル等があれば早めの予約が吉ですね。
リトルやジュニアのバットは選手の成長に合わせて買い換える必要があります。このバットルール変更も今のお子様のレベルや体格を確認するのにいい機会になるのかなと思いますね。
ご予約いただいた方には年末近くのお届けになるので、ちょうどクリスマスプレゼントやお正月のお年玉的なものにもなるかもしれませんね。
また情報入りましたらこちらにアップしていきます。
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